昨年の6月から海外からの訪問者を対象に皇居東御苑の英語ガイドを行なっています。
皇居東御苑は、西御苑とともに皇居の一部であり一般に開放されています。
二の丸雑木林には、昭和天皇が特に愛された武蔵野の面影がそのまま残されています。
また江戸時代に築かれた石垣は、壮大な大きさです。石は、伊豆半島や小豆島から運ばれてきたそうです。
さてこれまで
アメリカ、カナダ、メキシコ、ブラジルなど北アメリカや中南米、
イギリス、フランス、イタリア、スイス、などヨーロッパ
タイ、中国、マレーシア、シンガポールなどアジア
オーストラリアやニュージーランドなどからの訪問者を
ご案内せていただきました。
いくつかの面白い出会いもありました。
イタリアのサッカーチームACミランの帽子を被っていたときのことです。
10人くらいの参加者の中でイタリアからのペアが、
ACミランの帽子をみてニコッとされて一気に距離が縮まりました。
世界一住みたい場所に選ばれているメルボルン、いつか旅してみたいと思っていました。
そんなことを思っていたらメルボルンからのご夫妻が、ガイドツァーに参加されたのです。
しかも偶然おふたり専用ツァーになりました。
また、第二次世界大戦中、世界最大の作戦の舞台になった
フランスノルマンディーからいらしたシェフの女性、
とにかく日本のことが大好きでずっといたいとも言っていました。
ノルマンディーはしょっちゅう雨が降っていてどんよりしているとのことでした。
ツァーに参加してくださる人は、日本のことを大好きという方たちばかりです。
ツァー参加者との出会いや心の触れ合いができる。
皇居東御苑という舞台を紹介できることに誇りと喜びを感じています。
海外の方たちとの触れ合いの中から自らの人生を創造していきます。
私ごとでは、2012年にロンドンに、
海外への旅から遠ざかっています。また、再開をしたいと思い始めました。
30年以上前に行ったハワイ、まだ行ったことのないメルボルンやニュージーランド、
ジャズのメッカのニューオリンズや広場が美しいベルギーのブリュッセルなどが脳裏に浮かんできます。